母と兄と和歌山県の無人島「友ヶ島」へ

実家の母と兄の三人で11月初旬に『一生に一度は目にしたい神秘的すぎる絶景 無人島「友ヶ島」上陸 日帰り』という日帰りバスツアーに参加しました。ツアー名にある通り、メインはやはり和歌山県の無人島「友ヶ島」です。そして次に、お昼ご飯も魅力的でした。11月初旬に本州の南の方の島に行くということで、紅葉にはまだまだな時期でしたが、何よりずっと行きたかった、リアル天空の城ラピュタ「友ヶ島」に上陸できただけで満足でした。

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行先は一か所でも来る方は色々な方面の方が集まっていました。新幹線で来る人、JRで来る人、地下鉄で来る人を3か所の駅を巡りながら大型バスにて拾って回っていました。そこから約1時間半高速道路を走って南下し、たどり着いた先は黒潮市場。ここで少し早めの、少なめのお昼ご飯を食べました。なぜ少なめなのかというと、お昼ご飯後に船に乗り、長時間山道を歩かなければならないから、だそうです。

私は「うなぎ盛り合わせ寿司」を食べましたが、「生マグロ・しらす丼」と「活富(イケトミ)寿司」も選ぶことが出来ました。うなぎは分かりませんが、海が近いとあってマグロ等はとても新鮮で美味しかったです。お土産物も充実していて定番からレア物まで選び放題で楽しかったです。その後はいよいよメインの「友ヶ島」まで加太港から船で向かいました。天気がよかったので潮風がとても気持ちよかったです。「友ヶ島」では旧日本軍の砲台跡を堪能できました。

無人島「友ヶ島」はとにかく山道を頂上までひたすら上り続け、後は下るという工程です。道は岩や石がゴロゴロのとっても歩きにくい山道で、トレッキングシューズがお薦めです。個人的には山の中を歩くことは好きなのでとっても楽しかったです。ハイキングや山登りが好きな人は楽しめます。運がよければ野生の鹿やクジャクに会えるとのことでしたが、私は会えませんでした。

一番有名な第3砲台跡内部ではリアル迷路を体験できます。とにかく暗く、行き止まりが多く、方向感覚を失います。散策中に会った男性2人組は迷っていたらしく、どちらの方向から来たかを聞かれました。その後私たちも迷って、外だと思って出た先が山の中だったということもありました。プチ遭難の気分で、ハラハラドキドキです。また、帰りの山道を歩く中で、突如現れる複数の謎の洞窟も不思議です。表示も何もないので実際は分かりませんが、個人的な予想では当時の防空壕ではないかと予想しました。

今回は何よりも、旧日本軍の砲台が爆撃後も含めてほぼ当時のままの形で残っていることに感動です。「友ヶ島」では観光名所にありがちのスポットライトや表示などの現代物っぽいものが一切ありません。さらに砲台跡には草が絡まり、いい感じに廃墟感が出ています。第3砲台跡では奇跡的なことに、リアル「天空の城ラピュタ」の世界を感じることが出来ます。ただ、廃墟過ぎて「危険!立入禁止」の立札やロープが倒れていたり、外れていたりしていました。階段を上った先に立入禁止の立札がある、なんてこともあり、上っていい階段だったのか分かりませんでした。通っていい場所と危険な場所の判断には自主的にご注意ください。

また、第3砲台跡の内部は入ることが出来ますが、光源は全く皆無で自分の靴先も見えません。ツアー案内に持っていれば懐中電灯を持ってきてくださいと書いてありましたが、忘れてしまいました。母が持っていたので何とかなりましたが、真っ暗な中階段は崩れているし中は迷路だし、人も見えないし、目の前に歩いているはずの兄も突然消えるし、ドキドキの探索でした。母には刺激的過ぎたのではないかと心配でしたが、とても楽しかった!と言ってくれてうれしかったです。

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